PAST OF Collection      


 

 タイ週間Vol.3 ―アシタのカラダを考える―
 
    2019.1.30-2.3
 
   B-Floor Theatre【タイ
 
   ストアハウスカンパニー【日本 


B-Floor Theatre

ManoLand

作・演出/Teerawat Mulvilai
出演/Beer Yingsuwannachai Surat Kaewseekram
   Thongchai Pimapunsri Waywiree Ittianunkul
   Wasu wanrayangkoon

照明/Pavinee Samakkabutr 音響/Kamonpat Pimsarn 衣装/Nicha Buranasamrit 
舞台監督/Rachel Maya Stamler-Jonas  制作/Pilaipun Thammamitr

 
マノランドの「マノ」はタイ語で現実的根拠のない空想という意味だそうです。
作・演出のKageによれば、真実に無関心なタイは「マノランド」そのものだ、タイは民主主義で、平等で、表現が自由だというけれどそうじゃない。
最悪なのは言うべきこと、言うべきでないことが常にコントロールされていることだ、と。この作品は、権威に対するものではなくただ、日常生活やソーシャルメディアの中で目にする、ひとりの人間と他者や社会の在り方について考えたことを映しているのだと、Kageは語っています。


 ストアハウスカンパニー

 『PARADE』 

 作・演出/木村真悟
 出演/金丸瑞貴 佐藤辰哉 森雅恵 杣木百花 由浅哲郎
    信川清順 松尾望

作曲・演奏/伊澤知恵 照明/鹿野愼二郎 舞台監督/青木規雄
 
風が、行き過ぎる。 彼らは、風の中を歩いている。
いやそうではない。
風は、彼らによってもたらされたのだ。
わたしの頭上で渦を巻く風の中で、 わたしは、今、風の中にいる。
気がつくと、彼らの姿はどこにもないのだ。
遠ざかる彼らの後姿を追いかけていたはずの
わたしの視線は、宙を彷徨う。
彼らは、いったいどこからやって来たのか、 わたしは知らない。
彼らが、いったいどこに行こうとしているのか、 わたしは知らない。
螺旋に渦巻き、 天高く駆け上る
彼らの風の中から聞こえてくる 彼らの歌声はどうだ。
わたしは、
今、
風の中にいる。


《主催・企画・制作》(有)ストアハウス 
《スタッフ》芸術監督:木村真悟
      舞台監督:青木規雄  照明監督:鹿野愼二郎  音響監督:堀江潤

      写真撮影:宮内勝    宣伝美術:𠮷田了介
      翻訳・通訳:千徳美穂 高杉美和 丹下一
      
事務局:木村紀子 小形知巳 久田幸恵 鈴木香 ほか
      協力:渋谷祐子 森喜久子 青嶋昌子 荒川貴代 

         一般社団法人日本演出者協会 ほか
      助成:日本芸術文化振興基金
         アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
         国際交流基金アジアセンター